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ひろ
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発達障害/ASDの私が宇宙人たる理由【Vol.4 白黒思考】

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ひろ

こんにちは。ひろASD@ひろです!

この記事はこんな方にオススメです!
  • 発達障害て具体的にどんなもの?詳しく知りたい!
  • 自分のこんなとこって発達障害?これって私だけ?
  • 人とちがうって?
ひろが答えます!

※この記事は、私が感じた人とちがうポイントを深堀りするコーナーです。

「発達障害」という目に見えないものだからこそ、私が見ているものをお伝えすることで障害へのイメージがつきやすくなればいいなと思って書いてみました。

また、発達障害は千差万別。

一例でも多く実態を言葉にして伝えることで障害が障害たる所以を知っていただけたらと思います。

ひろ

似たような特性をお持ちの方には「あっ、似たようなやつおった!」と思っていただけたら幸いです。

本記事の内容

  • 最も困る!?発達障害者が陥りやすい白黒思考とは。
  • 私が白黒思考で困ったこと【体験談】
  • 【厳選!】白黒思考への対処法

この記事を書いている私は、発達障害歴約30年ほど。

「人とちがう…」そう感じたのは3歳までさかのぼります。

では、いきましょう!

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目次

最も困る!?発達障害者が陥りやすい白黒思考とは。

「この人は敵か、味方か」

「好きか、嫌いか」

「良いか、悪いか」

「生きるか、死ぬか」

このように両極感な考え方は、白黒思考/0・100思考/二極思考と呼ばれています。

発達障害の方はとても陥りやすいと言われているこの考え方ですが、私自身こんな考え方をしていると全く気付きませんでした笑

私が自分が白黒思考をしていると初めて知ったのは、精神科の扉を初めて叩いた時。

お医者さん

おー。見事な0・100の考え方やな

ひろ

どゆこと!?

このような話を先生からされたからでした。

この白黒思考、子どもの頃は誰しもそうだと言われています。

例えば、子ども向けのアニメなどは敵と味方がはっきりしていてとても分かりやすいと思います。

両極端はっきりしていないと白黒思考の子どもには理解し難いのでそういったストーリーが好まれやすいんですね。

けれど、成長に伴い多くの人は世界の「グレーライン」を知っていく。

つまり、「敵でも味方でもない人がいる」「好きでも嫌いでもない」といったように「適当」だとか「いい塩梅」というのを身に着けていく。

敵味方しっかりしたアニメから、はっきりしない複雑な人間関係を描いたドラマだとか小説なども理解出来るようになっていくんですね^_^

それこそ、社会生活の中で恐らく当たり前に、何の疑問もなく身につけていく感覚なのだと思います。

ただし、発達障害者にとってはこれはとてもむずかしいことです。

発達障害の特性としてこだわりの強さがあげられますが、これこそが白黒思考を確立する要因の一つでもあります。

白黒思考が悪いわけではありません。

何かの決断の時、白黒をはっきりさせなければならない時はあるので、その時は別に良いのです。

ただ、この白黒思考は当事者の私自身一番困る思考回路であり特性だと思っています。

理由として白黒思考は、多くの場合「自分で自分を追い詰めてしまう思考回路」だからです。

言わばいい気分と悪い気分の差がとても激しいです。

どんなにいい気分でも一瞬で地に落ちたりします。

そうやって自分で自分を追い詰めてしまった結果、うつ病などの二次障害をとても引き起こしやすいです。

実際私自身、冒頭でお伝えしたように、私自分が「そういう考え方をしている」ということに全く気づかなかったんです。

そして自分がそうやって自分を追い詰めていることにも気づかなかった。

両極端であることが悪いのではなく、そのバランスのとれなさが自分を傷つけてしまう可能性を高めてしまうことが問題だと感じています。

私が白黒思考で困ったこと【体験談】

ひろ

ここでは私が人生の中で困った白黒思考の例をあげていきます!

  1. 曖昧な判断が出来ない
  2. 一つ悪いことがあると、全部悪い【完璧主義】
  3. 強いストレスを感じた時、簡単に「生か死か」の判断をくだす

曖昧な判断が出来ない

前職の建築業界でのことです。

図面を描く際良く、「適当に納めといて」と言われることがありました。

この適当に納める、とは扉や窓などを最適な大きさで図面に表記するようにということです。

ただ、この「適当」は周りのみなさんにとってはこんなもんだろ、という感覚の話でとても曖昧なものなのです。

一方私の頭の中では、ぐるぐるリトルが喋り始めます。

リトルひろ

適当って何?私その適当わからんのやけど

リトルひろ

〇〇センチ、とかって何で言ってくれないの?

リトルひろ

そんな適当って言われても分かるわけないやん

リトルというのは、私の中に住む無数の「私」のこと。

詳しく説明していますので、よければこちらもご覧くださいね!

結局全く分からなかったので、先輩に「正解」を全て聞きに行っていました笑

ひろ

ここ何センチですか!?!?

白黒はっきりしないものが苦手、というのはこういうところにも現れてきます。

数字というはっきりしたものは理解できても、適当にしといてみたいな言葉だととても迷いました。

混乱と疲弊がすごく、またその「適当」という言葉に次はこだわりだす始末。

今思えば、すごいストレス溜まってたのはそれが原因だったのか、と思います笑

一つ悪いことがあると、全部悪い

白黒思考をしていると、さっきまでとてもいい気分だったのに一瞬で地に落ちることがあります。

例えば、とても楽しいことがあった日。

気分はルンルンなのに最後の最後に嫌なことがあれば、その日一日がとても最悪な一日になってしまうのです。

リトルひろ

今日の一日最悪。なんにも良いことなかった。意味がない。終わった…

発達障害の特性として不安要素をキャッチしやすいせいもあるのでしょうか?

どうにも、たった一つの事柄なのに「全部だめ」という「絶望感」だけがただただ押し寄せてきてとても悲しくなります。

完璧主義とも捉えられるのかもしれませんが、きっと周りからみると「そこまで思わなくていいのに」と思うほど落ち込んだりします。

何がだめだったのか、なぜそうなったのか…そんなことをぐるぐる考えはじめ、最終的に「自分が悪い」もしくは「自分がどうにも出来ない力を感じて絶望」こうなることが私はとても多いです。

何か強いストレスを感じた時、簡単に「生か死か」の判断を下す

私は強いストレスを感じた時、「生か死か」の判断を人より簡単にしようとします。

例えば、嫌な上司がいて誰かが傷つけられてしまったことがありました。

結果、傷つけられた本人はうつ病になり休職。

会社にも助けを求めましたがあまり良い回答が得られませんでした。

会社や上司への苛立ちと、この会社は社員を大事にしてくれないんだという絶望。

でも自分ももっと何か出来たんじゃないか?そんな風に考えて自己否定が始まった時。

私の中でリトルが言うのです。

リトルひろ

ここまで頑張ってきたんだからもう楽になっていいんじゃない?

それを別のリトルが必死に否定します。

リトルひろ

それは違う。私は私を認められるようになった。
そんなことをもうしたいわけじゃない。

そうして、生きるか死ぬかをかけた、リトルの全力の綱引きが始まります。

発達障害における白黒思考が、自分を苦しめていると感じる瞬間です。

自分の意思とは関係なく働く頭に何も対処が出来ず、ただただ自分の気持が落ち着くのを待つしかありません。

心理士さん

そもそも生きるか死ぬかというのは決着がつかないもの。
多くの人が決着をつけないままやり過ごしてる。

心理士さんには、この決着つかない状態がもやもやして気持ち悪いから、決着をつけようとしてるんやね。

と教えていただきました。

これによって、そうか、じゃあ私は意外と本気で死にたいわけじゃないのかもしれないと少し安堵したのを覚えています^_^

【厳選!】白黒思考への対処法

ひろ

自分が白黒思考にどんな時に陥っているのかを理解する

これに尽きるのかなと思います。

以前、心理士さんとこんな会話がありました。

ひろ

昔は他人に話を聞いてもらっても、解決してないのに何の意味があるの?私は解決がしたいのに。そう思ってたけど、何も変わってないけどこの人が私のために話を聞いてくれた。それこそがありがたいことなんだ、それで十分じゃないかと思うようになりました。

心理士さん

そう、それがグレーの考え方だよ

私がこう思うようになったは、好きなアイドルがそう言っていて「あ、そうだな」ってふと腑に落ちたから。

それだけだったんです笑

でも、今の所私が唯一グレーのラインを自分で選べてると思う所です。

この感覚を知るためにはまず、自分が白黒思考をどんな時にしているのかをよく知る必要があると思います。

そのための手法として、以下の2つがオススメです。

  1. 紙に書いてみる
  2. カウンセリングに通う

自分がどんな場面でどんな気持ちになったのか、その時のパーセンテージはどんなものなのか?

そうやって書き出すと自分の思考パターンが可視化されて分かりやすくなります。

それ以外にも日記を書いてみて、後から見直すのも感情の揺れ動き方が分かるのでいいですね!

また、カウンセリングに通うのもオススメです。

何度も言いますが、私ほんとーーーーーに自分が両極端な考えをしていること・それにより知らず自分を追い詰めていることに気づかないんです。

それに気づくには誰かに指摘してもらうのが一番。

心理士さんはいつも気付いて私にあった言葉で説明してくれるので、私自身も認知しやすいです^_^

気付いて意識しないと、この思考ではバランスをとりにいくのがとてもむずかしいです。

だからこそ、専門の方に教えてもらうのが一番手っ取り早いかなと思います。

カウンセリングについて疑問がある方は、こちらの記事も合わせて読んでみてくださいね!

心理士さん

白黒思考といっても、それで上手くいかなかったことは人生上必ずあったはず。それをなだめてやり過ごしてきた大人ーアダルトひろの力は必ずある。

そう言ってくれた心理士さんの言葉を私は信じて、自分を理解しようと思っています^_^

最後に。

白黒思考で良かったことは残念ながら、ほぼほぼありません笑

思い出してみても、自分がこの思考で苦しんでいることばかりが出てきます。

あ、でもテスト100点じゃないと意味ないと思ってるので勉強には熱心になれます!!!!笑

勿論それを誰かに強要するんじゃなくて、自分に対してとても厳しいという意味です。

何せ私にはバランスの取れた「グレーの考え方」というものが未だに全くもって分かりません。

グレーの感覚、というものがつかめないというのが正しいです。

白黒思考の私はグレーな世界を見たことがないので、グレーな世界をみてる人の感覚がまるでわからないのです。

それはひどく悲しくて、残念ながら今も苦しいのが現実です。

ただ、こういう思考回路で苦しむ私を近くで見ている私の大切な人たちはどんな気持ちなんだろうと思います。

大切な人たちを、私が傷つけているのかもしれないことが何より怖いです。

だからこそ、グレーな世界を知りたい。

判断が必要な時はGOサインを出して白黒はっきりさせ、そうでない時は曖昧さや中庸を選べるような自分になるのが今の目標です^_^

いかがだったでしょうか?

白黒思考についてのお話でした!

私が見てきた世界が、あなたの参考になれば幸いです!

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