こんにちは。ひろASD@ひろです!
本記事の内容
- 発達障害の子どもの特徴まとめました(私の場合)
- 発達障害の特徴は個性?or障害?
- 発達障害のある子どもに対して、気をつけること3つ
この記事を書いている私は、発達障害歴約30年ほど。
一番古い記憶は2歳の頃から持ってますので、自分がどれだけ周囲と違ったかも明確に覚えています。
ここでは具体的に当事者の私がどんな風に世界を見ていたかをお伝えします。
勿論、発達障害は人によって千差万別。
当てはまらないことも多いと思います。
けれど、こんな感覚の人もいるの?というのが伝われば幸いです。
では、いきましょう!
発達障害の子どもの特徴まとめました(私の場合)
0〜3 歳のひろです
- こだわりの強さ
- カモフラージュ
- 感覚過敏
- 空間把握能力の弱さ
私の場合、このあたりが顕著でした。
具体的に説明します。
こだわりの強さ
具体例
- 哺乳瓶大嫌い
- 特定のぬいぐるみがないと泣きわめく
- ドライブに行かないと寝ない
これには本当に、周囲の大人たちは手を焼かされてました笑
哺乳瓶大嫌いなだけでなく、人をも選ぶこだわりっぷり。
共働きだった両親と一緒に住んでいた祖父母は哺乳瓶嫌いかつ人を選ぶ私にとても手を焼いていました。
うっすらとですが、「ちっ…」と思っていた自分を覚えています笑
大好きなぬいぐるみのうさちゃんがないorドライブに行かないと私はねれない子でした。
いなくなると夜中に泣き始めるので、両親はすぐに飛び起きてうさちゃんを探す日々
andドライブに出て寝させるダブルコンボ。
カモフラージュ
具体例
- 自分は人とちがうと感じている
- 人に特段よく懐く
私が人とちがうと感じたのは3歳の頃。
自分が感じていることと、大人が感じていることがあまりにもかけ離れて思えたからでした。
それは例えば、同じ事象を見ていても目を向ける場所は全くちがうような、確かに自分が見てるものだけがちがうという奇妙な感覚。
遠くの空を見つめながら自分のこれは隠さなくてはいけない。そう思ったのを覚えています。
だから、周囲を観察し大人たちには特に懐くよう心がけました。
感覚過敏
具体例
- 音に敏感
私の場合、とりわけ音には敏感です。
寝ていても家がきしむ音で目が冷めます。
阪神淡路大震災の時も、一番最初に目を覚ましたのは当時2歳の私。
地震だ、とつぶやき次いで両親が私を守ろうとしてくれました。
よく寝たふりをして両親や親戚たちを騙してたなぁ
空間把握能力の弱さ
具体例
- よくものにぶつかる・こける
私は自分の身体がどの程度の大きさなのか、どこになにがあるのかがあまり目に入りません。これは今もです。
全てが平面に見えているような感覚が一番近いでしょうか。
だから本当に異常なほどものにぶつかるし、こけます笑
小学校低学年の間くらいまでは本当に毎日こけていたので生傷がたえませんでした笑
発達障害の特徴は個性?or障害?
結論として、発達障害の子どもが見てる世界は普通の人のそれと大きく異なります。
だからこそ問題は、個性と受け入れられるか否かだと思っています。
理由として、発達障害が脳機能によるものであり、偏りがあるからです。
みなさんに質問します!
スプーンとフォーク、カテゴリーは何ですかと聞かれたらみなさん何を思い浮かべますか?
多くの人が、「食器」と考えます。ちなみに私、ひろの第一回答は「金属」です笑
もしかしたら、今この記事を読んで「そのくらいなら問題ないじゃん!」と思われた方がいるかもしれません。
確かに、それが個性として受け入れられるなら問題ないと私は思います。
同じ答えである必要がないですからね!
では次はどうでしょうか?
大切なペットもしくは人が亡くなった時、みなさんはどう思いますか?
多くの人が、「悲しい」と思います。
私の場合、「さっきまで動いてたのにもう動かないってどうゆうこと?」「このあとどうなるの?」
そんなことを考えていました。悲しいという感情が形成されたのはもっとずっと後のことです。
これは、個性として受け入れられますか?
幼い頃の私は無理だと判断し、多くの人が選ぶであろう「悲しい」という感情にすり替えました。
幼い頃の「なんとなく違う」は、このあと成長するにつれ「明確に違う」へ変わり、悲しいことにイジメに発達していくことが多いように思います。
合わせてしまえることが余計周囲からわかりにくくさせてしまうんですが、結構顕著に差がでてくるので普段から惜しみなく自分の考えを話せるようにしてあげてほしいなと思います。
発達障害だったと言われているエジソンや坂本龍馬がその力を遺憾なく発揮できたのは、お母さんやお姉さんが誰より味方になって本人たちに理解を示した結果であるように、個性や才能が生きづらさ=障害とならないようにすることは可能だと思っています。
発達障害の子どもに対して、気をつけること3つ
最後に、そんな発達障害の子どもに気をつけてほしいことを
3つ紹介します!
- 自分と見えているものが違うと認識した上で、受け入れること
- 子どもをよく観察してみること
- 「そんなこと考えているはずがない」と思わないこと
具体的に説明していきます。
自分と見えているものが違うと認識した上で、受け入れること
発達障害者の子どもは、同じものを見ていても違う捉え方をしていることが多いです。
時には、理解できないこともあるかもしれません。
それでも、その子の発する言葉を否定することと、ただ受け入れてもらえるのとでは当事者からの印象は随分違います。
受け入れてもらえると、それを愛と捉え成長していけるので安心です。
子どもをよく観察してみること
よーく観察してみると、やっぱり変わってるところが顕著にあらわれています。
素養があるかどうかを早期に発見することは、その子の幅を広げられる行為だと私は思っています。
今は、保健センターで支援を受けたり、診断をもらったりと制度も充実していますので、
活用して専門家から話を聞くのもありかもしれません。
当事者として、両親は私を育てることに苦慮しただろうと容易に想像がつきます。
だからこそ、宇宙人を観察するように楽しんで見てもらえるといいかなと思います。
「そんなこと考えているはずがない」と思わないこと
私のような発達障害の場合、知能に遅れは全くなく周りをよく観察しています。
自分は人とちがう。幼い頃からそう認識し、周りに溶け込もうと必死です。
だからこそ、考え方一つとっても「本当にこの子はそう思っているんだろうか?」という目線だけ持っていただけると随分変わってくると思っています。
私の場合、大人にすり寄るには笑顔が効果的だと理解していたので、そこから笑顔を貫いていました。
笑っていてもあまり当てにはなりませんよ!笑
いかがだったでしょうか?
色んな特徴をもつ発達障害の子どものお話でした!
私が見てきた世界が、あなたの参考になれば幸いです!