こんにちは。ひろASD@ひろです!
本記事の内容
- 発達障害は疲れやすいの?こんな時、危険信号でてます!
- 発達障害の方が疲れやすい理由まとめました
- 疲れやすさを和らげる方法5つ!
この記事を書いている私は、発達障害歴約30年ほど。
日々、発達障害者特有の疲れと戦っています。
ここでは具体的に、当事者の私がどんな疲れを感じやすいのかを交えながら私なりに考えた対策をご紹介いたします。
では、いきましょう!
発達障害は疲れやすいの?こんな時、危険信号でてます!
結論から言いますと、めちゃくちゃ疲れやすいです笑
どんな時、どんな風に疲れやすいのか具体例で紹介します。チェックリスト感覚で見てくださいね!
具体例
- 買い物などに出かけた時、しばらくすると頭が痛くなってくる
- 楽しいことをしていても、家に帰った時の疲れが尋常ではない。そのままベットにダイブ
- 脳内から言葉が出てくるんじゃないの?というくらい思考が働く
- 何かに打ち込んでいる
- ずっと自分を演じている
こんな時は要注意です。
一例に過ぎませんが、私は長年これが「疲れている」ということだと気づきませんでした。
本当に、「みんなそうなんだ」と思っていたからです。
一つずつ、どんな感覚になるのか解説します!
買い物などに出かけた時、しばらくすると頭が痛くなってくる
これはよくあることです。特に都会の雑踏の中を歩いている時は最悪です。
「人がまるでゴミのようだ…」と言わんばかりに頭がグーンと重くなってくるような感じです。
人の声や音が私はとにかく苦手で頭に響くので、大勢の飲み会とか何の地獄?とよく思っています笑
今は飲み会ないので、実にラッキーです^_^
楽しいことをしていても、家に帰った時の疲れが尋常ではない。そのままベッドにダイブ
例えば誰かとの買い物やランチの時など、楽しくお話していても驚くほど疲れていることがあります。
本当に楽しいんです。間違ってもイヤイヤ行っているわけじゃありません。
それなのに、目も開けていられないほど疲れてそのまま寝てしまう。
最近は本当に望んだ時しか出かけないので数は減りましたが、身体中重くて仕方ないことも多いです。
脳内から言葉が出てくるんじゃないの?というくらい思考が働く
これは、何かに打ち込んでいる時や追い詰められた時によくなっています。
考えて考えて、文字通りずーっと考えていると起こります。
好きでそうしているわけではないのですが、お風呂にいても料理してても寝てても。
文字通りずーっと脳内が動いているのがわかります笑
しまいには、もうやめて!と自分に思うのですが、かといって思考が止まらないのでもはや恐怖です。
何かに打ち込んでいる
何かに打ち込んでいる時、気づかないうちに完璧を目指していることが多々あります。
私が思うに、それを楽しんでいるから尚悪いのだと思います。
自分が楽しくて没頭していっているので、動けなくなるまでし続けます笑
自分を演じる
自分を演じ周囲に溶け込もうとしている時、おそらく相当思考を働かせています。
外側からみて何もないように見えるから意味があるのであって、ばれちゃいけないわけです。
だからこそ、ばれないようにするために頭をフル回転させている状態です。
それが通常モードなので普段はもうそれに慣れているのですが、何かがきっかけでしんどさを感じた時、私の場合このことがたたみかけるように負担になります。
発達障害の方が疲れやすい理由まとめました
以上のような疲れやすさが起きやすい理由まとめてみました!
- 発達障害故の感覚の過敏さ(五感の鋭さ)
- 思考の多動性
- 完璧主義
- カモフラージュ
なぜこれが疲れやすさにつながるのか見ていきましょう!
発達障害故の感覚の過敏さ(五感の鋭さ)
五感が鋭い発達障害の方々は、周囲の人より敏感に情報を感じ取っています。
普通の人が気にならないような音(生活音やノイズなど)も含め、頭の中に情報としてインプットされます。
その膨大な情報を脳は処理しようとフル稼働している状態です。
情報遮断が苦手、と言い換えることも出来るかもしれません。
それがそのまま、頭痛目の奥の重さ、だるさなど身体的な疲れにもつながっています。
思考の多動性
ADHDの方に多く見られるようです。
行動では落ち着いて見えても、頭の中では思考が暴走状態。考えが浮かびすぎてとまらない。
ADHDには、目に見える行動の多動性だけでなく思考の多動性もあることを覚えておいてください。
思考が働きすぎて疲れて過眠になったり、逆に働きすぎて不眠になったりと様々な症状で現れます。
ADHDの気質はないなと思ってたけど、がっつり自分やん笑
完璧主義
完璧主義で「適当」がわからないゆえに打ち込む。
気づくと時間が過ぎている。
周囲の人は8割くらいのところで完成としているようなのですが、発達障害の人たちはそうもいかない。
少なくとも私にとっては、適当=完璧という方程式ができているような気がします。
自分のHPがすり減っていることにとても無頓着なので、休憩が取れない。
カモフラージュ
周囲からみて「普通の人」に見える場合、発達障害者は「必死に合わせて普通に見せている人」になっています。
これを言葉で理解していただくのは難しいですが、想像してみてください。
例えば‥
自分がトムソンガゼルだったとして、ライオンの中に放り込まれたらどうしますか?
食べられないように必死にライオンのフリをしますよね。
それと同じです。幼い頃から、周囲に合わせないと生きていけないと本能的に悟っているので必死に合わせています。
文字通り、命がけで演じています。
実際そうであるかは別として、「〇〇でなければならない」というイメージにとらわれ、結果しんどくなることもあるかもしれません。
そして最後に、以上のようなことを自覚出来ないこと・気づかないことが本当に多いです。
あとになって気付いたり、本当にもうどうしようもなくなって動けなくなってからふと我にかえったり。
動けなくなってもまだ、なぜそうなったのか分からないこともあります。
ここまで読んで、普通の人も演じてるよ?とか没頭するよ?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
確かに誰しも何かに一生懸命になったり時を忘れて没頭することはあると思います。
けれど、発達障害者には普通の人がとる休息をとることが苦手な方が本当に多いです。
その休憩なく没頭することを想像していただけると、疲れのイメージがしやすいかと思います^_^
疲れやすさを和らげる方法5つ!
最後に、疲れやすさを和らげる方法を5つご紹介いたします!
- イヤホン・アイマスク等で刺激を和らげる
- 思考がいっぱいになってきたら、とにかく書き出す・瞑想する
- 打ち込みすぎないタイマーセット
- 1人の時間を作る
- 疲れやすいと自覚する
イヤホン・アイマスク等で刺激を和らげる
私は外に出る時、常に高性能ノイズキャンセリングイヤホンをつけています笑
純粋に音を遮断しないと頭が痛くなるので、イヤホンはかなり役に立っています^_^
あとはアイマスクをして部屋という広い空間を意図的に狭めてやると、少し眠りやすい気がするのでアイマスクを最近買おうか悩んでいるところです。
中々仕事中は難しいかもしれませんが、脳がいらない情報でも拾ってくるなら物理的に遮断出来るようなアイテムをそろえてみるのオススメです!
思考がいっぱいになってきたら、とにかく書き出す・瞑想する
私は思考が溢れそうになったら、とにかく書いてます笑
物理的にバケツに入った水を流すイメージで浮かんだことを書いて書いて書きまくります。
と同時に、瞑想も取り入れて頭の中をすっきりさせるように努めています^_^
自己認識でまずい、と気づくのが難しいので、日常の中で朝起きたら書く!瞑想する!とルーティーン化しています!
打ち込みすぎないタイマーセット
何か大好きなことに打ち込む時は、私は必ずタイマーセットするようにしています。
このブログを書いているときも、実はタイマーに従っています。
ブログを書いているとパソコンの前に平気で一日座っているので、何気なく心理士さんにそれを話したらタイマーセットするように言われました笑
その没頭がきっかけで、ある時パーンとなっちゃう人多いから笑
そう言えば、すでにご飯犠牲にしてました…
これ危ないんだ、気づかなかった…
こんなやり取りがあり、爆笑されたわけです笑
それからは、タイマーセットして無理やり他のことをする時間を設けています^_^
一人の時間を作る
仕事中でも、休憩時間の時、私は誰とも話しません。
勿論難しい場面もありますし、毎回それが出来るとは限りませんが極力一人でいる時間を作るようにしています。
会議室にこもったり、誰もいない休憩室にこもったり笑
その時間に瞑想を取り入れたり、ゆっくりお茶を飲んだりして周りに合わせなくてすむ時間や、情報を遮断出来る時間を持つようにしています。
疲れやすいと自覚する
最後に疲れやすいと自覚しましょう!
自分で気づかないからこそ、ここまで読んで共感を覚えた方は是非!自分が疲れやすいことをまず自覚してください。
理由より何より、まず疲れやすいんだ!と思いましょう^_^
そうして初めて、自分の行動と照らし合わせてみてください。
疲れを感じるポイントが沢山あるはずです。
そこに対して和らげる方法をアプローチしていきましょう。
周囲に発達障害の方がいらっしゃる方は、ちょっと頑張りすぎじゃね?と感じたら是非止めていただけると嬉しいです^_^
大丈夫だと言っていても、実に当てになりませんので!
いかがだったでしょうか?
発達障害は疲れやすいのか?についてのお話でした!
私が見てきた世界が、あなたの参考になれば幸いです!